先日、念願の学校薬剤師をやることになりました。
そこで、学校薬剤師について改めて調べてみたので覚書的に書いてみます。
- 学校薬剤師とは
- 学校薬剤師の業務とは
- 学校薬剤師の実際の仕事の流れ
- 実際に学校薬剤師になるには
学校薬剤師とは
1930年、小樽市の小学校で体調の悪い女子児童にアスピリンを飲ませようとしたところ、誤って塩化第二水銀(昇汞・毒薬)を服用しなくなってしまうという大変残念な事件が起こりました。
学校における医薬品の管理など行うため、学校保健安全法にて設置は義務化されています。
学校薬剤師の業務とは
設立当初は医薬品の管理などがメインでしたが、今は衛生管理が主な業務になります。
学校環境衛生基準
- 教室等の環境に係る学校環境衛生基準
- 換気及び保温等
- 採光及び照明
- 騒音
- 飲料水等の水質及び施設・設備に係る学校環境衛生基準
- 水質
- 施設・設備
- 学校の清潔、ネズミ、衛生害虫等及び教室等の備品の管理に係る学校環境衛生基準
- 学校の清潔
- ネズミ、衛生害虫等
- 教室等の備品の管理
- 水泳プールに係る学校環境衛生基準
- 水質
- 施設・設備の衛生状態
- 日常における環境衛生に係る学校環境衛生基準
- 教室等の環境
- 飲料水等の水質及び施設・設備
- 学校の清潔及びネズミ、衛生害虫等
- 水泳プールの管理
日本薬剤師会HPより引用
薬についてというより、主に衛生管理を行う役割を目的とします。
学校薬剤師の実際の仕事の流れ
業務は月1回~年数回、地域によって異なりますが
実際に学校に行き、業務内容を行います。
私の場合は、地域の薬剤師会から
「○○月にこの検査を実施してください」
と連絡が来るので、学校の保健室の先生とやり取りをして予定を決めます。
検査の機器を薬剤師会に借りる必要があるので、薬剤師会にも予定を報告。
当日は
薬剤師会に行き検査機材を借りる→学校にて検査→薬剤師会に機材を返却(後日でも可)
学校薬剤師の報酬は、調べてみたところ
県・市などの条例などで一律ではありませんが、概ね年間10万円〜20万円程度(全国平均:16万円)
と記載してあるサイトが大半でした。
ちなみに、私の自治体は年の実施回数が少ないこともありもっと少ないです笑
これを稼ぎのメインとするのではなく、勤務薬剤師の方がボランティア活動的に参加するのが一般的のようです。
何となくイメージしていただけましたでしょうか???
学校薬剤師になるには
私もとても興味があった学校薬剤師なのですが
なるのがとても難しいです。
というのは、各小中学校担当は1人のみ。
どんなに自分がやりたくても、空きがない限りすることはできません。
私も、たまたま職場のある地域の薬剤師会で運よく募集されているのを見つけ応募。
その時も応募は大変な人気だったようですが、運よく今回お話を頂くことができました。
こればかりは本当に運が良かったとしか言えないのです。
なので言えることは
地域の薬剤師会に空きが出た時に学校薬剤師をやらせてもらえないか、問い合わせてみるのが一番だと思います。
薬剤師の副業に興味がある方へ。
ココナラなら500円から簡単にお薬相談など薬剤師の方が副業されてますよ。
是非、覗いてみてはいかがでしょうか?
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